水田除草

水田除草に興味を持ち「ブラシローラー型水田除草ロボット」の試作と実験を行っています。   農業経験の無い素人の私が見聞きした田圃の話も書いてみます。

ヒエ

ヒエと深水

 Webで「ヒエは深水にすると発芽しない」と聞きかじり、農家さんに聞いたことがあります。

「そうそう、深水は効くよ! ヒエにはな!」
「だけど、前に失敗したことがあるんだ、深水は水を落とすまでずっと続けないと駄目なんだ」
「除草期間の終わり、今頃(7月下旬でした)で水を下げたら酷い目に遭った」
「あれは結構長い間、いつでも生えて来るんだ」

この農家さん、「酷い目に遭った」とニコニコしながら教えてくれます。 「好きこそ物の上手なれ」とはこのことかと思います。 お会いした農家さんは皆さん親切に教えて下さいます。 ありがとうございます。

私には農業は出来そうもありませんが、ブラシローラー型水田除草ロボットでお役に立ちたいと思います。


機械除草における水稲生育前半の水管理法
http://www.pref.shimane.lg.jp/nogyogijutsu/tayori/index.data/118-2.pdf

ホバー斜













「水田除草」ブログは新型水田除草装置開発の様子を紹介しています


初期除草

 農家の皆さんは初期除草を最も重視します。

田植え直後(本当は代掻き直後)から多くの雑草の発芽が始まります。 小さな種から発芽するのですが、葉を開き緑色に見えるようでは手遅れだと言います。 発芽直後のまだ白い糸くずのような時期に田圃に埋めたり光をさえぎったり、あるいは水面に浮かせて枯死させる。 そうすることで労力を抑えて大量の雑草を駆除できると言うわけです。 糸くずのような雑草が1週間もすれば葉を付け、やがて稲に負けない立派な根を張り100gを超える大敵に成長する訳ですから初期除草こそが除草作業の主戦場と言えると思います。

 あるいは雑草の発芽を抑えることも行います。 田圃の水位を上げて(深水)ヒエの発芽を抑えたり、紙マルチを使ったり、有機物資材を上手に使ってトロトロ層を作り稲以外の水面下に日陰を作って発芽を抑えることも狙います。

 使う機材がなんであれ、除草、抑草の手段は次のようなものです。

 (1) 種子や塊茎にダメージを与える
     (A) 凍死  (耕転によって地表に運び冬の寒さで凍死させる)
     (B) 粉砕  (耕運機で塊茎や地下茎を粉砕する)

 (2) 発芽条件を阻害する
     (A) 深水  (雑草の種類によって効果が分かれる)
     (B) 遮光  (紙マルチ、トロトロ層)

 (3) 発芽後に枯死させる
     (A) 水に浮かせる
     (B) 田圃に埋める

除草機械の作用は(3)です。 (2)を併用できる機械が望ましい。

既存の除草機は深水が苦手なようです。 田圃の水位を下げると雑草の発芽や成長を早めるそうですが、機械除草を行う間は水位を下げる農家さんが多いようです。


ブログ「水田除草」はブラシローラーによる水田除草ロボット開発に挑戦しています

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