「展示パネル8 反応と期待」にも紹介した通り、試作の過程でも展示・説明会の会場でも切望されている機械だと感じます。

3年間お世話になっている農家さんも会場に来てくれました。 他のスタッフと交代でとった遅い昼食にも同席してくれました。 食事をしながら、「せめて合鴨農法が(そこそこ)うまく行った時位に草が取れば・・・」と言うと、「(この機械なら)それ位は取れるでしょう」と言ってくれます。 ありがとうございます。

ご来場いただいた農家さんの中には、「100万円を準備して来ました」と言う方もいらっしゃいました。 DMを受け取り、ご夫婦で相談の上で商品代金や予約金が必要な場合に備えて準備したと言うことで、まだ商品化に至らないと知って残念そうでした。 勿論、DMには販売価格を提示しておりませんが、農家さんから具体的な価格イメージをお聞きする貴重な機会だったと思います。 ありがとうございます。

たまたま会場のホテルに宿泊していたと言う、自然農法経験者の方が出発前にフラリと立ち寄られ、「これは良い、この機械は期待できる」と言ってパンフレット(チラシ)を数枚持ち帰られました。 時間を置いて、その方から聞いたと言う農家さんが数名来場されました。 皆さん関心を示して下さいます。

panel8


上図にあるように、現在 STEP.3 に居て「お役に立ちたい」と考え続けています。 今回の試作機の規模や構造を元に完成度を高めて商品化する前提で考える限り、技術的には目立った障害は無く、費用と時間の問題だと思います。 一方で(もしも)、試作機から外れたところに本当のニーズがあるのであれば「真のニーズ」を確かめて先に進める必要があります。

3年間の開発過程と、展示・説明会で貴重なご意見やアドバイスを頂いておりますが、まだまだ知りたいと考えています。 展示・説明会の後も電話等でお問い合わせを頂いています。 ブログ記事へのコメントやE-mail、Twitter、facebook でもご意見を募集しています。

上図末尾の通り 皆さんのご意見をお聞かせ下さい。 


ここ暫くは、「真のニーズ」と商品化までに解決すべき課題を紹介する予定です。
以下は需要調査関連記事のインデックスにします。

需要調査 サイズと処理能力 
 説明不足もあってのこととは思いますが、様々なご意見があります。 私たちが農業分野に単独で新規参入する前提で考えると、いろいろ心配になる位ご意見が分かれていると感じています。 使用許諾は可能です。

需要調査 浮揚高 
 以前、田圃での実験の後で行われた、農家さんとの意見交換会の席で、もっと浮き上がる方が良いとのご意見を頂きました。

需要調査 耐久性と保守 
 「マイコンは解らないからな~」とおっしゃる農家さんもいらっしゃいます。 故障すると手に負えず農作業に支障をきたすと言うことを心配して発せられた言葉だろうと考えています。

需要調査 追加機能 
 ニッチな市場の需要調査に拘らず、より広いニーズに目を向ける必要があると感じます。 トータルで販売台数が見込めれば自信を持って商品化に取り組めると思います。

需要調査 自律走行 
 GPSによる自律走行は、除草頻度を高めながらも人件費を抑えると言う意味で重要な要素だと考えています。 ブラシローラー型水田除草ロボットの自律走行は、にわかに説得力を持ってきました。


ブログ「水田除草」はブラシローラー型水田除草ロボット開発に挑戦しています。