御協力いただいている農家さんの田植え作業終了が目前に迫る中、急ピッチで試作作業を進めていると、6本のスイングアームを支える部材の剛性不足でブラシローラーが直線に並ばず除草出来ないほどたわむことがわかりました。

急遽イレクターパイプで補強し、実験できる程度までたわみを抑え、軸受け付近の泥水対策を行って試作機を田圃に運びました。

 田植え作業でお忙しい農家さんが作業を続ける中、最後の田圃の田植えに備えて水位を下げる時刻ギリギリに田圃の横で試作機を組み立てます。

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軽トラックの荷台から、専用ラックごとブラシローラー部を降ろして、泥水対策の最終点検を行い、田圃への進入経路にブルーシートを敷いてホバーボード部と、ブラシローラー部エンジン発電機を組み付けます。 農家さんは「芸術品」と褒めてくれますが、除草に役立って何ぼの道具なので複雑な心境です。

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ブラシローラーを最大に振り上げて回し、電気的接続の確認を行ってからテントを被せて田圃に入れます。

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こちらは後ろから見たたわみの様子です。 中央のローラーと端のローラーでは2cm程高さが違います。 我々にしてみれば短時間で良くぞここまで対策したと言う思いなのですが、農家さんからは心配する声が聞かれました。 当然といえば当然です。

田圃に入れる様子は別の記事で続報します。

試験走行のインデックスはこちら → 「試験走行インデックス


ブログ「水田除草」はブラシローラー型水田除草ロボット開発に挑戦しています。