稲作農家、特に有機農法では水田除草作業が大きな負担になっているようです。
メカトロニクス商品の開発経験をもつ会社員としてお役に立てる機会は無いかと考え、昨年(2010年)の春に知人の紹介で複数の農家さんの話を聞かせてもらい、除草作業を見学する機会を与えて頂きました。
やはり、有機農家にとって除草作業は最大の負担と言って良さそうです。 既存の除草機械を使って1週間に1回程度の除草作業を行った他に、大勢の人が田圃に入って手で草を取り田圃に埋めこむ作業を行っています。

そもそも、水をはった水田そのものが抑草効果をもち、収穫後から田植え前の耕転作業や有機資材の投入、水の管理と言った作業のいたるところに雑草対策の狙いがあり、目に見える「除草作業」は草との戦いの極一部にすぎないことも教えてもらいました。
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(表1)主な水田雑草に対する各種除草法の効果  図の右端が切れています。
(全体をご覧になりたい方は、お手数ですが写真をダブルクリックして別ウインドウでご覧下さい。)

農薬に頼らない雑草防除法 みんなの農業広場 より
http://www.jeinou.com/benri/rice/2008/06/020918.html

 そうは言っても自分の立場でお役に立つとすれば除草機械、出来ればオペレータが居なくても自律走行して田圃1枚の作業を完成させるものを実現したいと考えています。 既存の除草機について不満な点を教えてもらい、アイディアを出して意見を聞いている中で、ブラシローラー型水田除草装置にたどり着きました。 ラジコンや自立走行型ロボットの他に手軽な歩行型に応用出来ると考え部分試作を行いました。

この方法で本当に除草効果があるのか、逆に稲に与えるダメージは許容範囲なのか、これらを確かめる為に今年も実験を繰り返し、8月になってから小規模ながら田植えをして実験を行いました。 結果、使えるものになると期待していますし、実験レベルでは農家さんも期待してくれています。

2012年の除草期間に間に合うように、装置全体の試作に取り掛かります。

 農家さんの話を聞いたと言っても、私個人が直接お話を伺う機会には限界があります。 出来るだけ多くの皆さんのお話しを聞きたいと思います。 出来るだけ詳細な内容を公開して、多くの皆さんのご意見を聞かせて頂ければありがたいと考えてこのブログを立ち上げます。

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ブログ「水田除草」はブラシローラーによる水田除草ロボット開発に挑戦しています